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通信回線の接続方式

オンライン資格確認システムは、医療機関のネットワークを通して社会保険支払基金、国保連合会の保険資格のデータを取得するシステムで、接続するには厳しいセキュリティ要件があります。

現状では2通りの接続方式がございます。また、例外としてスマートフォン・タブレットを使って、在宅マイナWEB経由で資格確認が可能です。医療機関の内部でオンライン資格確認システムの構築が必須のため、院内ネットワークは2通りから選択する必要があります。


  • 1.IP-VPN:サービス事業者が提供する閉塞網を利用して接続するタイプでインターネットには繋がりません。 この通信方式は「NTT東日本・西日本」、「中部テレコミュニケーション株式会社」、「株式会社QTnet」の3事業者がサービス提供しております。

    NTT東日本・西日本では、「NTTとの光回線契約」「フレッツ・v6オプション契約」が必要です。IPv6通信プロトコルで接続するため、一般的にIPv4前提の院内ネットワークでは場合によっては工事も含む、ネットワーク設計の見直しが必要です。

    中部テレコミュニケーション株式会社、株式会社QTnetでは、PPPoEセッションを利用し、IPv4通信プロトコルで接続を行います。各社プロバイダーとの契約が必要となります。


  • 2.IpSec/IKE:インターネットを介してVPNという通信を暗号化させる技術を使用して、事業者のデータセンター経由で接続します。IPv4のネットワークを通して、接続できるため、現状のネットワーク設計から大きく変更を行わなくても接続が可能です。事業者との通信契約を行うため、インターネットの料金とは別に通信料金が必要です。

    弊社では、三菱電機インフォメーションネットワーク社(以下MIND)とパートナー契約をしております。IpSec/IKE事業者においても接続回線が「インターネット回線」「IP-VPN(フレッツ光ネクスト)回線」の両方に対応しており、高いセキュリティネットワークを持つ、MINDの回線をお勧めしております。


  • 例外:在宅マイナWEB経由:患者様宅からスマートフォン/タブレットを使ってマイナンバーカードの認証を行った上、インターネット経由で資格確認のみが行える簡易的な仕組み。接続に必要な専用のURLは医療機関毎に存在し、オンライン資格確認システムから発行する。